先日書いた『
教育?生き物を殺すということ』にはたくさんのコメントありがとうございます。皆さんの異なる様々な意見を拝見してとても参考になりました。以前から感じていることだけど、日本人は食事に対してとても厳格ですよね。良い面はたくさんあるけど、もう少し柔軟になっても良いかなと思っています。コメント欄に返信を書くよりも、新たな記事を起こした方が良いかなと思って、本記事を書きます。
僕ももちろん「命の大切さ」や「食べることへの感謝」という教育は必要だと思います。それは身の回りのものを良く観察して、僕たちの食事がどのように作られているかを知り、たくさんの命や労働や資源の上に成り立っていることを考えることだと思います。戦後の日本は「豊かさ」を得た代わりに「大切さ」を感じにくい社会になってしまいました。毎日何トンもの残飯を廃棄している同じ地球上に、毎日飢餓で死んでいる子供たちがいる。これは教室でもよく考えなければならないと思います。
でもここで僕が疑問に思うのが、12才に満たない小学生がブタを飼って、そのブタを最終的に食べるという教育は必要なのかということです。
賛成の人は「尊い命をいただくという事実をもっと知るべきである」と言うけど、知ることと殺すことは違うと思うのです。
1年間、子豚と過ごした子供たちは最後に「Pちゃんを殺さないで・・・」と泣き叫びます。当然でしょう。でも大人たちは「これは食べるために飼ってきた豚だから殺して食べるんだよ」と言います。鶏も豚も牛も殺して食べていますが、小さな子供たちが友達のように育てた豚を殺す必要性はないと思います。「なんでPちゃんを殺すの?」という子供たちの声が真実です。Pちゃんを殺さなくても食べることの大切さは十分に伝わりました。殺さないことで「命の尊さ、大切さ」を教えるべきかと思います。
いろんな意見があると思います。でも教育は「愛」を無視しては成り立たないと思います。子供たちの必死な声を第一に考えるのが教育の原則だと思います。
【2010年2月22日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】
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