これは僕が若かった頃の話です。ちなみに4年前・・・。
知り合いのアグリツーリズモの方に夕食のお誘いを受けて、大喜びで電車で遊びにいきました。
初めてのアグリツーリズモを見学する僕は、広い宿泊施設にレストラン、屋外温水プール、見渡す限りのオリーブ畑と、一人で興奮していました。乗馬もできたと思います。
で、夕食は大広間に長〜い一枚板のテーブルがドーンとあり、招待客や宿泊客など総勢40名くらい。わいわいと楽しく始まりました。
食事はコースでたいそう美味しかったです。なにせ作っているのはアグリツーリズモ。新鮮な野菜とオリーブオイル。お肉もワインも地元産です。
で、肝心のお話へ・・・。
僕の右隣に座ったのが40才くらいのスペイン画家。黒い長髪を後ろで結わいていて長身、ラテン系のかなりな男前(写真が残ってないのが残念なくらい)。白いシャツにブルージーンズ、胸元には金のネックレスが光り、足下はウエスタンブーツ。アントニオ・バンデラス度120%です。イタリア語で色々お話してみると、なかなかシンパーティコ(simpatico 感じ良い)。今回隣に座っている息子さん(4、5才くらいだったかな?)と一緒に招待されたようで、イタリア在住で画家&ミュージシャン。奥さんとは数年前に別れて息子さんと2人暮らし。それでいて親日家。
美味しい赤ワインも手伝ってかなり意気投合しました。するといつからか僕の右足太ももの上に彼の左手が・・・。相手は彫りの深い長身スペイン人。周りはアットホームな雰囲気で、なかなか逃げることができません。さりげなく遠くの水をとるために中腰になったり、トイレへと席を立ったりして残りの1時間くらいを落ち着きなく過ごしました。席に着くたびにスーっと手が伸びてくるんです。
後半は食べ物の味もワインの味もさっぱりわからず、フォルケッタ(forchetta フォーク)を握る手には冷や汗。彼はしきりに日本に行きたいなぁ〜と言ってましたが、そこは笑顔だけでノーコメント。
夕食後もアグリツーリズモ内のバールで、みんなでおしゃべりしながらカフェをしましたが、彼はとても気さくで、あの太ももタッチは僕の勘違いかな?って感じもしました。
たしかに魅力的な人だったので、ちょっと友達になっておけば良かったかな?と思う今日この頃です。ハイ。
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