スピッチョリとは、小銭のこと。イタリアは2002年にリラから今のユーロに貨幣がかわりました。
ユーロにかわったときは、それはもう大変な混乱ぶりで、法律でユーロにする際の端数を切り上げることを禁止にしたり、
お店の店員は、勘定が不得意なお年寄りをだましたり・・・。そんな混乱も今ではすっかり収まりました。
僕はイタリアでよくこんな光景に出会います。タバッカイオ(タバコ屋さん)で2ユーロのおつりの場合、なぜか50チェンテーズィミ(セント)が4枚来るのです。
50×4=200、計算はあっているなぁ。そうです、このタバッカイオは、1ユーロ、もしくは2ユーロ硬貨を持っているにも関わらず、50チェンテーズィミが
余っているので、早く誰かにあげたいのです。日本では、おつり200円を100円硬貨があるのに、50円玉4枚出すなんて考えられませんが、
そこは、イタリア。日本の常識は通用しません。放っておくと自分の財布の中は、10、20、50チェンテーズィミの山。
こういう場合は、次にそのお店にいったときに、スピッチョリをフル活用してキャラメッラ(キャンディー)でも買ってあげましょう。よりいっそう美味しく感じます。
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Per gli italiani che studiano il giapponese
www.belgiappone.com
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