翌朝は港の喧噪:汽笛の音、漁師の声で7時半には目が覚めました。今日もナポリ晴れ。太陽が燦々と降り注ぎ、ナポリ湾はキラキラと反射しています。
早速、フェリーの出発時間までを利用して港見学。近所の人が魚を買いにきています。タコ(ポルポ)、イカ(カラマーリ)、カサゴ、ヒラメ、スズキなどなど様々な美味しそうな魚が。ホテルにキッチンがついていたら魚のスープ(ズッパ・ディ・ペッシェ)もしくは魚介のパエリアを作りたいところですがノン・チェ・ダ・ファーレ(どうしようもない)。
10時45分発のプローチダ島行きのフェリー(トラゲット traghetto)のチケットを買って(片道2.70E 車なし)早速乗り込みました。シーズンオフということもあって中はガラガラ。10人ほどの観光客(ツーリスタ)と仕事と思われるスーツ男性がちらほら。
途中美しい景色を眺めながら、のんびり30分の船旅です。真っ青な海に小さな島々が浮かんでいます。海風が心地いいです。
プローチダ島が見えてきました。この島は映画『イル・ポスティーノ(il postino)』の舞台として有名で、ナポリ方言のボソボソと話す言葉が思い返されます。
早速インフォメーションで地図をもらい徒歩散策の計画をたてます。島内にはタイのトゥクトゥクのようなタクシーもありますが、チェントロ・ストーリコ(歴史中心街)、牢獄のあるお城(カステッロ)、舞台となった砂浜(スピアッジャ)などの見所を歩いて回りたいと思います。
さっそく高台にあるチェントロ(中心街)に。いやーまったくもって美しいです。教会も南の雰囲気でカラフル、熱い太陽の下ではこのカラフルな町並みが当たり前のように感じます。海もまるで紺碧のオリーブオイルのようにゆったりと流れていて時が止まっているかのように感じます。
スピアッジャ(砂浜)も人などなく、足だけつかってみましたが冷たくて気持ちが良いです。お昼(プランツォ)はイル・ポスティーノに出てくる美しいベアトリーチェが働いていたバール(今はレストラン)で。値段が高くここはおすすめできませんが雰囲気はなかなかです。
夕方まで散策して18時5分発のフェリーで帰路につきました。
帰り道は夕焼け(トラモント)に染まる島々を眺めながら、日に焼けた肌の火照りを冷まします。
今日の夕食(チェーナ)はスーパー(スーペルメルカート)で買ってきた島のワインとパン、チーズ、オリーブ、ペペローニで宴会(バンケット)です。南はパンがおいしくチーズも最高。渋みある地元の赤ワインと良く合います。
食後はもちろん街に出て、ドルチェ+カッフェで締めくくり。今日は車に一度も乗らなかったせいかとても体が軽いです。ハイ。
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