知らない人がたまにいますが、イタリアにはお米があります。あ~リゾット食べるよね、ってことです。
南イタリアは小麦が有名で、北に行くとトウモロコシ粉やお米が多いのです。
イタリアのお米はジャポニカ米から派生したらしいんだけど、グルテンが少なくてモチモチ感が弱いです。リゾットに最適、チャーハンにも便利なんだけど、にぎり寿司やおにぎりはちょっと辛いところ。
イタリアに住んでいる日本人の家庭では、輸入日本米やヨーロッパで作られているコシヒカリなどを買って、日本製炊飯器で炊いている方もいるようだけど、3倍くらい高い日本米は僕には手が出ません。でも最近ではかなり美味しいご飯が炊けるようになりました。
が、しかし、つい先日、超美味しいご飯の炊き方に気づいたのです。
圧力鍋で炊くと、イタリア米がまるで日本米に!!!
なんで今まで気づかなかったのだろう。ここに炊き方書いておきます。
長期にイタリア滞在する人は、ぜひ圧力鍋(pentola a pressione)を買いましょう。4000円くらいからあるので財布にも優しいです。
- お米を優しく研ぐ
- 水に30分くらい浸ける(こことても大事です。これやらないと芯が残ります)
- 浸けた水を捨て、お米と同量の水を入れる(普通に鍋で炊くときは米の1.2倍ですが、圧力鍋の場合は同量です)
- 蓋をしっかり閉め、中火~強火で圧力ピンが上がるまで加熱(この間、約10分)
- ピンが上がったら弱火で4分加熱
- 4分後、火を止めてピンが落ちるまで待つ=蒸らし(約5分)
- 蓋を開けて、完成です
ふっくら、モチモチにお米が炊けますよ。
おにぎりも、にぎり寿司も、手巻き寿司もほんとに美味しいです。
ぜひぜひ、イタリア滞在の方は試して見てください。
【2011年7月23日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】(写真:コンロと圧力鍋)