レッチェの記事は後日しっかり書くとして、レッチェの帰りに1泊してきたナポリの写真をアップしたいと思う。ナポリ中央駅(Stazione di Napoli Centrale)が綺麗になっていて降りたときの危険な空気がだいぶ減ったけど、それでも町に出るとなかなかのカオス。
綺麗なのはナポリ駅構内と駅前のごく一部。中心街に向かう裏道にはこんな車やバイクが数多く停まっている。
その先には燃やされたバイクもあった。だからといって日中は怖い雰囲気はほとんどない。太陽が燦々と降り注ぎ、バカンス時期ということもあって車が少なめで歩きやすかった。
ナポリはイタリア3番目に人口の多い都市で、ショッピングにも最適。なにしろ他の町とは物価が3割くらい違う感じ。ぼったくりなども少なく、愛想良くて親しみやすい。
ナポリと言ったらピッツァ。「ピザ」なんて野暮な呼び方をしてはいけない。他の土地では絶対に味わえない極上ピッツァが食べられる。王道はなんといっても「マルゲリータ」、トマトとモッツァレラとバジリコの超シンプルピッツァだが、味は保証付き。今回はバカンス中で休業していたが、『
ダ・ミケーレ』が一番のオススメ。1枚わずか3.5ユーロ(約400円)。
個人的にピッツァの他に欠かせないのがムール貝のスープ。タコと貝の風味、その汁を吸い取った固いパンがたまらなく旨い。このスープを食べに毎回立ち寄るのが『
フィーリア・ド・ルチアーノ』。地元の人たちで賑わう超ローカル店で、僕のお気に入りの一店。
夏休みの日曜夜ということもあって、町のレストランは大賑わい。イタリアでは子ども達もけっこう夜更かしする。この雑多な雰囲気がまさにナポリ。
駅前でも夜のナポリはさすがに十分注意した方が良いだろう。地理はある程度頭に入れておくと安心。くれぐれも裏道には入らないように。。。
【2011年8月8日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】(写真:
ナポリの街並み)