
日本にも最近はSMSを使うらしいけど、イタリアでは携帯メールといったらSMS。もちろん昔っから通信会社に関係なく、どの携帯電話でも手軽に安くメッセージが送れます。もちろん海外にも送れます(日本はたぶんダメ)。プランにも依るけど1通10円くらいなので、通話料よりずっと手頃です。
そしてイタリアではSMSがかなり活躍します、もはや携帯ないと生きていけないほどです。例えば役所や警察署からもSMSが届いたりします。先日は「滞在許可証ができあがったから、x月x日x時x分に取りに来なさい」との連絡が警察署からSMSで届きました。「x月x日は選挙の日。皆さん投票に行きましょう」なんてメッセージが市役所から届いたこともあります。10年も前(!!!)に僕が一番驚いたのは、SMSでファックスが送れたこと(今も同様サービスあるのか不明)。先方のFAX番号にメッセージを来ると、FAX機からそのメッセージの書かれた紙がはき出されます。まるで電報です。
一番便利だと感じたのは、銀行のキャッシング機能がSMSと連携していること。例えば、レストランで銀行カードを使って支払いすると、数秒で「フィレンツェのxxx通りのxxxレストランでxxxユーロのご利用がありました」と、メッセージが届きます。2重にカード切られる心配もないし、上手に使えば家計のチェックにも役立ちます。
で、最近知ったのは、バスの切符も携帯で買えます。旅行者にはあまり利便性ないと思いますが、フィレンツェならバス会社ATAFの専用番号(4880105)に「Ataf」とだけメッセージを送ると、すぐに上写真のようなSMSが届きます。通常、バスの切符はたばこ屋さんで事前購入が必要ですが、日曜日や深夜の売店が閉まっている時に力を発揮してくれるでしょう。普通切符と変わらない1.20ユーロが携帯電話の残高から引き落としされます。フィレンツェ在住の人は、ぜひ利用してみてください。とっても便利ですよ。
(SMSに書かれている内容は:2012年8月23日13:52に1.20Eのバスチケットが発行されました、90分間有効)
【2012年8月24日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】(写真:フィレンツェ市バスAtafから届いたSMS)