最近すっかりと食べる量が減ってしまった。
ちょっと寂しい・・・。
数年前までは「食べたいものを好きなだけ食べて、ワインをがぶ飲みして、そして翌日朝早くから働く」という、今思い返せばとても羨ましい生活を送っていたけど、30代に入るとお腹周りに脂肪が付くようになり、その後、お酒が翌日に残るようになり、食べ過ぎで後悔する日々を迎えることになりました・・・。
元来食いしん坊なんで、美味しいものを見るとついつい引き寄せられる性分なんだけど、最近は自制心をもって、バランスの良い食生活にシフトしてます。これが意外とキツイです。イタリア料理は基本的にボリュームが多く、ハイカロリーなんですよね。こんな時、日本の食事が恋しくなります。炊きたてのご飯に納豆とかお新香とか焼き魚とか、そういう質素な日本食が日本人のおっさんには必要なんだと感じはじめています。
ただ、僕の住まいがフィレンツェの中央市場に近いので、日本食材が手に入り易いのが救いです。大根やオクラ、最近はシメジやエノキを見かけるようになりました。まずまず新鮮な魚も売っています。先日はきのこをたっぷり入れた鍋を大根おろしで食べたけど、もう「日本人に生まれて良かった~」と心の底から思いましたよ。
やっぱり皆さんも30~40才くらいになると食欲落ちてくるのかしら。僕ひとりだけなんて寂しいですし・・・。そんな訳で最近は「食べたいけれど食べられない」という少しモンモンとした日々を過ごしております。やっぱ老後は日本だなと思い始めています。ハイ。
*写真は「肉ガッツリ食いて~」と思いたって買いに行った1.7キロのTボーンステーキ。二人でも完食できなかった。。。1年前なら行けてたはず、くやし~。
【2012年3月1日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】