定価という概念は日本固有のものなんだろうか?急にふとそう思ってしまった。
というのは、知らぬ間に僕も安いお店で買うようになっていて、例えば3軒となりのお店で同じワインが1.5倍の価格で当然のように売っているから。
イタリアにも『プレッツォ・フィッソ(prezzo fisso 定価)』という言葉は存在するのだが、全てがオープン価格、店主の気分次第といった感がある。
イタリアに来て驚かれた人も多いと思うが、イタリアのお店では値段を提示していないケースがよくある。本にはもちろん裏に価格が印刷済みだし、スーパーマーケットではキロあたりの値段はきちんと書いてある。
しかし、イタリアの店舗の大半を占める小さな個人経営店を覗いてみると、値段などどこにも書いていない。書いていないのが当然のことなのだ。
食料品店から衣料品、家庭用品に至るまで、店主に値段を聞かないといけない仕組みなんである。
よくあるのがパン。美味しそうな焼きたてのパンを指差して、あれ頂戴、といってみる。いつもとは違うちょっと高級そうなパンを買ってみたのだ。
イタリアではパンも当然量り売り、店員が計りに乗っけてピピピッとキロ単価を入力すると、1個400円。ゲゲッ!!
『・・・高いな。あっちのいつものヤツに替えて。』とこんな調子である。
イタリア人の友達に聞いたら『定価?イタリアでは、カフェとカプチーノしか定価は存在しないよ』とブッキラボウに返事されてしまった。ちなみにイタリアのカフェの相場価格は、カフェが80チェンテーズィミ(約110円)、カップッチーノが1.2ユーロ(約170円)である。
昨日、コンタクトレンズ(lenti a contatto)の洗浄液(soluzione)を買いに行った。
いつも良くいく眼鏡店(ottico)である。するといつも7ユーロで買っていた500mlの洗浄液が、『8ユーロだよ』との返事。。。。え?っという感じである。
1ヶ月の間に14%の値上げ・・・。考えられる理由はいくつかある。
・店の主人の機嫌が悪かった。
・車を買い替えてローンを抱えた。
・日本人客とみて商魂がうずいた。
・僕があまりに金持ちそうに見えた。
イタリアでは、どれも本当にあり得る話である。店主が値段をその場の空気、その時の気分で決める、当然のことなのだ。
イタリア経済を支えている家族経営企業はこうやって逞しく生きているのだと、つくづく感じた次第である。ハイ。
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