先週の休日を利用して、オルビエート近郊にあるバニョ・レッジョ(bagnoregio)という町にいってきました。ここはオルヴィエートから車で30分程度の小さな町、でもヨーロッパでは有名(日本でも有名なのかな?)。
なぜなら風化して今や陸の孤島となってしまったからです。チビタ・ディ・バニョレッジョ(civita di bagnoregio)というこの町は別名『死に行く町』もしくは『滅び行く町』と云われ、町手前の道路標識でもイタリア語で「il paese che muore(死に行く町)」としっかり書いてあります。
今もなお雨や風によって浸食が進んでおり、本当に死んでしまうのも時間の問題。町へ入るには300メートル以上の橋を延々と歩いて行かなければならず、不便さからも町中には数家族しか住んでいません。
40年前にはこの橋をロバで食料、生活用品を運んでいて、今はオートバイがロバのかわりを果たしています。
町が作られたのは、古代ローマ以前の紀元前500年ころ、エトルリア人によってである。オルビエートも同じように古い時代から栄えていた町なので共通点も多いです。
オルヴィエートにお越しの際は、ぜひバニョレッジョへの見学もお勧めします。ハイ。
チヴィタについては、下記ページに詳細を書いてあります。行く価値ありですよ。ツアーも開催しているのでお気軽にお問い合わせください。
死にゆく町・チヴィタの詳細