先週の日曜日、10月2日誕生日を迎えました。イタリアではノンノの日(giorno di nonni)といって、おじいちゃん・おばあちゃんの日に最近なったようです。
全く興味ない人が大半でしょうが、イタリアで迎えた僕の誕生日のドキュメンタリーをお送りします。

月に一度は一緒に遊んでいるフィレンツェの友達たちが僕の誕生日会を開いてくれました。メンバーはいつもの４人。今や大親友といってもいい間柄です。

スタートは夕食。フィレンツェ中心地から車で20分ほど走った郊外の『SAKURA』という日本料理レストランに連れてってくれました。イタリアで初めての日本料理屋体験！ワクワク半分、恐怖半分。店は小綺麗で和風っぽい造り。店内は広く全部で100人くらい入れるかな？テーブル席、巨大鉄板で熱々の料理を作ってくれるカウンター席、そして靴を脱いであがる座敷席。
僕たちは迷いながらも座敷席へ。店員はほぼ全員中国人。一人だけ日本人風の女性店員がいましたが最後まで国籍は不明でした。


メニューはなかなか良くできた日本料理。刺身、天ぷら、にぎり寿司、鉄板焼き、おつまみなど充実しています。セットメニューもあり、にぎり寿司セットは、にぎり寿司（6カン）、サラダ、お味噌汁、お新香、鶏立田揚げ、ご飯がついて20ユーロ（約2800円）でした。僕は12ユーロ（約1600円）の鮭イクラちらし寿司と、4ユーロ（約550円）の野菜焼きうどんを注文。
イタリア人の収入を考えるとかなり高価です。でも夜には満席。

夕食後は友達の家にビデオを見に・・・。しかし家の中に入ると、なんと大きな『日の丸』の旗と『おめでとう。つよし』と書かれたチョコレートケーキ。その脇にはいくつかのプレゼントが。
『日の丸』はわざわざ国旗専門店に行って買ってきたそうで、ケーキはフィレンツェ１おいしいケーキ屋さんで、慣れない日本語のメッセージを書いてもらったそうです。
ハッピバスデー・トゥー・ユーの大合唱がはじまりました。イタリアでは『アウグーリー・アー・テー（auguri a te）』と歌います。


プレゼントを紹介すると
・ミケランジェロの裸のエプロン
・フィレンツェのドゥオーモのクーポラの傘
・額入りの４人一緒の写真
・オレンジ・デイズのDVD（英語字幕付き）
・梶芽衣子のCD
・溝口健二監督の元禄忠臣蔵DVD（イタリア語字幕付き）

どれも笑えるプレゼント。でも僕はとても感動しました。とにかく僕にとって心に残る一生に一度の誕生日でした。ハイ。

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