イタリアにも当然「蚊」は存在して、この時期夏になると沢山の蚊がどこからともなく登場する。イタリア語ではザンザーラ(zanzara)。いかにも強そうな名前だが、実際イタリアの蚊は日本の都会にいるような「ヤワ」な蚊ではなく、吸血鬼のごとく血を吸い上げる「気合いの入った」蚊が多い。
実際ここ数年は「ザンザーラ・ティーグレ(虎蚊)」という地球の環境破壊から生まれた「虎の身体をもつ蚊」(←当然これは嘘。本当は虎のような縞をもったアフリカ産の蚊)が猛威を振るっていて、お年寄りや子どもなどには死者がでるほどである。
その対策も日本と全く一緒。昔ながらの蚊帳(かや)も存在すれば、ベープマット、最新式の液体ベープ(イタリアではヴァーペという)もある。
その中で僕が使っているのが「キンチョウの夏、日本の夏」でおなじみの「蚊取り線香」。イタリア語はザンピローネ(zampirone)、これもザンザーラに負けないくらい強力な名前だ(ちなみに写真の蚊取り線香の商品名は「ヴルカーノ」イタリア語で「火山」という意味。つ、つよすぎる!)。しかも名前だけではない、匂いも強力で本当に火山並み。アフリカ生まれの蚊も一網打尽だ。僕はむせて眠れなくなるのでほんの10センチ程度を折って窓を開けて寝る。
写真の蚊取り線香は「ゼラニウム」の香り。他にも「バラの香り」、「カモミールの香り」などがあり、フレグランスにうるさいイタリア人の心をくすぐっている。いっそのこと「ヴェルサーチ、大人の香り、蚊取り線香」や「ケンゾー、甘い誘惑、蚊取り線香」なども販売して欲しいところだが、きっとニーズは少ないのだろう・・・。
---------------------------------------------------
イタリア留学するなら、世界一美しい丘上都市・オルヴィエートで。
イタリア語学・料理コース:www.linguasi.jp
---------------------------------------------------
イタリア語学習の最強サイト登場「
ネットでイタリア語」
イタリア語の文法と会話がイタリア人の音声付きで勉強できます。
---------------------------------------------------