先日、イタリアのニュースをインターネットで眺めていて、興味深い写真を見つけました。それが、これ。
一見普通の工事中の標識ですが、よく見ると女性がシャベルを片手に働いています。
この標識は昨年実際に町に置かれたようで、女性の権利と男女平等を訴える展示会に展示されているようです。かなり可愛いですね。欲しいです。
イタリアでは男女平等、女性の社会進出が盛んになっていて、法律も随分改善されています。たしか国会議員の女性率も30%くらいで、イタリアでは「低すぎる、今だ50%にほど遠いのは政界が女性の閉め出しを行っているからだ。社会の模範となるべき国がこうではイカン」という声がよく聞かれます。
今、ネットで調べてみると、日本の女性議員率を調べると、なんと7.1%。びっくりするくらい低いです。日本における女性の社会進出は先進国でもかなり遅れていると認識していますが、ここまで低いとため息もでません。ちなみに先進国での女性議員率が最も高かったのはスウェーデンの45.3%。
こういった話しがあると、すぐに日本の一般社会はどうなの?という話題になります。極東の魅惑の国「NIPPON」はイタリア人も感心が高いです。でもそんなときは日本人男性の1人である僕は急に肩身が狭くなります・・・。日本女性の社会的地位の低さなどを説明すると、イタリア人の反応は「君たちは男尊女卑だからなぁ〜」という冷たい反応・・・。あ、ちなみに日本では今だにお父さんが一番風呂に入る、お箸をつけるのはお父さんが最初、などと昔の日本映画からの印象が強いらしく、その度に僕は説明に四苦八苦しています・・・。
そういえば随分前にイタリアではないですが、IKEAの家具についてくる説明書で、家具を組み立てている絵はみな男性で女性差別にあたると訴えていた女性がいました。考えると日本社会ではこういった声はあまり表面化されなく、メディアでもあまり取り上げない傾向にあるなぁ〜と思う今日この頃です。ハイ。
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