イタリア人は友達をお家に招待するのが大好きです。僕のような身寄りの少ない日本人などは、よく声をかけてくれて、日本では考えられないくらい温かく迎えてくれます。
その度に、もうイタリア人って本当に心の温かい人たちだなぁと感心します。ただぁ〜し、初めてお家に入れてくれたときに、必ずと言ってよいほどマンマが活躍するのです。
というのは、お家の全部の部屋をはじから説明してくれるのです。玄関から始まり、キッチン、リビング、娘の部屋、息子の部屋、トイレに至るまで・・・。
各部屋には絵や写真が飾ってあるもんだから、その説明も当然いたします。「この絵は、コモ湖の風景で、ダンナの友達の絵描きさんが娘の10才の誕生日にくれたの。」、「この写真は息子が14才のときにパリージ(パリ)にフランス語の勉強に行ったときのなのよ。かわいいでしょ。」などなど。
そして、マナーとして必ずやらなければいけないのが、大げさなまでの感心と、大げさなまでの賞賛です。「あらー、かわいい。まるでお人形さんみたい。」「うぁ〜、すばらしいトイレ。モダンでおしゃれで、ローマの一流ホテルにも負けないですね。」・・・
「グラーツィエ」ととても嬉しそうに返事をしてくれて、その後はもうニコニコ。その後の会話も弾むことでしょう。
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Per gli italiani che studiano il giapponese
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