イタリアって、街自体が芸術品。街角にあるちょっとした彫刻にも、長い長い歴史があったりするのです。僕の住んでいる町、オルヴィエート(orvieto)のチェントロ・ストーリコ(歴史地区中心街)の家々はどれも古く、荘厳な作りとなってます。
100年、200年は当たり前、家の中はとてもシステマート(sistemato 整理)されていて住み心地はよろしいのですが、外壁は依然古いままなので補修工事が必要となります。
中心街では一年中、至る所で補修工事が行われています。写真を撮るときなどは、「あー、この工事中の看板さえなければ、きっとすばらしい絵になるのに・・・」と思う事が多いのです。しかもイタリア人が作業員、いつ終わるかは全く不明。全てがのんびり進むのです。
オルヴィエートのドゥオーモ(duomo 大聖堂)はとても有名で、地元の人に言わせるとミラノのドゥオーモよりも美しいとのこと。そのドゥオーモはただ今修復工事の真っ最中です。
とはいっても一度も働いている人の姿をみたことがないのです。そこでアッビーゾ(avviso 告知)を見てみると工事期間は、あらら、『2002年5月から2003年5月』となっているではないか。
遅れること1年。でもいまだに終わる気配がないのです。せっかくの観光シーズンなのに、ツーリスティ(turisti 観光客)には可愛そう。地元の人にいつ終わるの?と聞くと「あと2年くらいはかかるんじゃないの?」との返事。
頼むからもうちょっと期限を守って、ちょっとは働いてくださいな。
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Per gli italiani che studiano il giapponese
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