イタリアはいつも健康ブーム。365日(トレチェント セッサンタ チンクエ ジョルニ trechento sessanta cinque giorni)。僕的には50年くらい前からずっとf健康ブームが続いていると考えます。いまだに続いているところを見ると、いまだ不健康な人が多いということになります。
特に食に関してはうるさい(やかましい・・・とも言う)イタリア。いろんな健康食品があります。でもそれが日本人にとってはとても興味深い(笑える?)んです。
たとえば、お米(リーゾ riso)はイタリアでは半分健康食品です。先日はまじめに「なんで中国人や日本人が痩せていて、イタリア人が太っているのか?」という疑問に対して、眼鏡をかけたまじめそうなイタリア男性が「お米が体重を適正に保つ。」という結論を導きだしていました。
素人の僕から言わせると、「まずは食べ過ぎでしょ。」という単純な答えしか出ないんですが、そこはイタリア人、「食べ過ぎ」なんて単純な発想はしません。「美味しく食べてスリムになろう」がモットーです。
話がそれましたが、お米が健康食品ってことは、イタリア人にとって日本食はほとんど健康食品です。
僕の住むオルヴィエート(orvieto)は、美しくて有名で、世界一の丘上都市と言われてますが、ここで日本食材を買うのは至難の業。バールで何も買わずにトイレを借りるくらい難しいです。日本人(留学生も含みます)が少ないんだから専門店なんてもってのほかです。
で、どこにあるかといえば、オルヴィエート唯一の健康雑貨屋で見つけられます。天然シャンプー(shampoo)や石けん(サポーネ sapone)、ビタミン剤(ビタミーナ vitamina)などとならんで、あるんです、日本の食べ物が・・・。
しょうゆ、梅干し、のり、昆布、くず(なぜ?)、豆腐、小豆、お米、みそ・・・などなど。
それが、もー、誰が買うんだってくらい高価です。
しょうゆが500mlで900円、梅干しが100gで900円、のりが一畳で800円、豆腐なんてビン詰めで水に浮いてるんです。
店員のシニョーラ(signora 婦人)に「探し物は見つかった?」と聞かれ、「見つかったけど・・・」と言葉を濁して退散しました。
僕は最近イタリアに来るときのお土産リストに、「昆布」を入れてます。イタリアでは高価なのでとても喜ばれるんです、わかる人には。イタリア人はハサミで小さく切って野菜と一緒にスープ(ズッパ zuppa)にして食べますのです。
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イタリアでイタリア語を学ぶなら、
世界一美しい丘上都市・オルヴィエートで。
イタリア留学:www.linguasi.jp
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Per gli italiani che studiano il giapponese
www.belgiappone.com
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