最近フィレンツェに良く来ています。やっぱりフィレンツェ好きだなぁ~。今日、フィレンツェに来る列車の中で2008年公開、前田哲監督、妻夫木聡主演の『
ブタがいた教室
』という映画を見ました。あらすじは、小学校の新任教師が担任である6年生のクラスでブタを飼い育て、卒業時に自分たちで食べるという授業を始める。子供たちはその子豚をPちゃんと名付け、世話をしながら1年間をともにするが、子供たちは大人たちは最後にどんな判断をするのか。
この話は実話を元にしているらしいです。映画自体は少々退屈で僕はちょっと幼稚に感じられたのだけれども、最後まで腑に落ちないことがありました。
この「特別授業」を賛成する大人たちにとっては、生命の尊さ、生きる上で食べることの大切さ、感謝の気持ちを子供たちに学んで欲しいという発想の教育なんでしょう。でも、ブタに名前を付けて、一緒に遊んで、病気になれば悲しんで、共に生活する・・・これは普通「ペット」と言います。そしてペットはどんなことがあっても守るべき「家族」なのです。ペットをいじめること、殺すことは「虐待」です。
なんでこんな残虐な方法で子供たちを教育するのか。その人たちは「命の本当の尊さを分かってもらうため」と言うけど、これは完全に(残虐な)大人の押しつけでしかないと思います。人を育てるということは、まず一番の根底には絶対的な「愛」が必要だと思うのです。愛されても殺されるなんて絶対にあってはならないこと・・・。大人たちに振り回されながらこういう世界を生き抜く子供たちは本当に大変だと思います。
【2010年2月15日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】